CRYSTALS-Kyber(クリスタルズ カイバー)は、量子コンピュータ時代の暗号技術の新しい標準です。難しい技術用語を避けて、できるだけわかりやすく解説します。
そもそも暗号とは?
仮想通貨のセキュリティは「暗号」によって守られています。暗号は「鍵」のようなもので、正しい鍵を持っている人だけがウォレットの資金にアクセスできます。現在のほとんどの仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム等)は「楕円曲線暗号」という古い鍵を使っています。
問題:古い鍵は壊される
量子コンピュータという超強力なコンピュータが完成すると、古い鍵(楕円曲線暗号)は簡単に壊されてしまいます。ショアのアルゴリズムという技術を使えば、鍵を「コピー」できてしまうのです。これは、世界中のすべてのビットコインウォレットの鍵がコピーされる可能性があることを意味します。
解決策:新しい鍵=CRYSTALS-Kyber
CRYSTALS-Kyberは、量子コンピュータでも壊せない新しい種類の鍵です。この鍵は「格子暗号」という数学に基づいています。
わかりやすく例えると:古い鍵(楕円曲線暗号)は「数字の掛け算を逆算する」パズルです。量子コンピュータはこのパズルを簡単に解けます。新しい鍵(Kyber)は「高次元の迷路で一番近い出口を見つける」パズルです。量子コンピュータでもこのパズルは解けません。
世界が認めた安全性
アメリカのNIST(国立標準技術研究所)は、8年間かけて82個の候補から最も安全なアルゴリズムを選びました。CRYSTALS-Kyberはその最終選考で選ばれた「世界一安全な鍵」です。アメリカ政府、NATO、Google、Signalメッセンジャーもこの鍵を採用し始めています。
BMICでの使われ方
BMICは仮想通貨として初めて、CRYSTALS-Kyberを丸ごと採用しました。ウォレットの鍵も、取引の署名も、ステーキングのセキュリティも、すべてCRYSTALS-Kyberで守られています。つまり、BMICを使うだけで、自動的に量子コンピュータから保護されるということです。
詳しい技術的な解説はCRYSTALS-Kyber技術解説ページをご覧ください。